西日本ため池研究会SP
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- 河川の全て
国交省の所管である1級河川の中にある土地改良施設(取水工4門)である大型堰(可動堰・固定堰)を、ほぼ全面改修する河川応急工事である。
①河川の調査・設計について説明します。
②河川協議についても解説します。
③仮設工や護岸構造や護床工、エプロンについても解説します。
④生態系に対する配慮や緊急時の対応についても解説します。
(特にアユ、手長エビ)
①について
別紙事業計画書を参照とする。
現況調査によればゲート類は老朽化が著しく漏水も多かった。
(ラック式スライドゲート4門 、ワイヤーロープ式ローラーゲート1門、油圧式転倒ゲート2門)
②について
国と県との河川協議で、詳細は別紙参照とする。
工事は非かんがい期(12~2月の3か月)で設計洪水量などの決定。
河川内に外部から土砂を持ち込むことは不可である。
また地形の大きな改変を伴う河川内の土砂移動も好ましくない。
故に深掘れ(6~9m)を県が搬入土砂で埋立てることはできない。
③について
詳細は別途計画書を参照とする。
可動堰の下流に管理境界があり、近傍で深掘れもあって護床工や根固工の選定が難しい地形構造であった。
可動堰下流の深掘れは、常時の蛇行により発生する渦によって進行し、特に左端にある土砂吐ゲート(敷高が最も低い)を開けると、渦が顕著に発生し下流側の深掘れが進行したが、洪水時はむしろ堆砂で深掘れは浅くなることを突止めた。
深掘れ位置は洪水後に多少中央寄りに移動するが、どんどん深くなるわけでない。
深掘れの原因を突き止め入念な対策を行って無事工事を終えた。
エプロンコンクリートをドライで補修するなら矢板が必要になる。基礎地盤は石や角礫が多く、矢板の根入れが不十分になることは予想された。水深が深く基礎からの揚圧力で数千トンのエプロンが浮力で浮いてくる。ドライ施工をやめ、水中コンクリート打設に切り替えた。コンクリート強度が発現する約1週間はエプロンの上に4t平ブロックを重しとして存置して対応した。
④について
地元水利組合と入念な打ち合わせを行って、可動堰・固定堰の改修を行った。 →苔、石の配置、突出部の出代、傾斜
護床ブロックは最低1年間は、あく抜きのため仮置場に存置して使用した。連結金具は振動で脱落しないように対処した。
アユは暗渠を嫌うので、仮設橋梁の設置などを検討。
出水時の緊急避難先の確保など。
上流の大渡ダムからの放流にも注意。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B8%A1%E3%83%80%E3%83%A0
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